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カル&フムラウ……ホワイトベースの乗組員 『機動戦士ガンダム』小事典




カル

カイを小さくしたような少年
小言が多い
メカニック担当
皮肉屋
不平家
小柄
よくブチ切れる

(18・25話、劇場版I)
(声優:二又一成(18)、塩沢兼人(25)、金沢寿一(劇場版I))


解説
顔も、髪の色・髪型もカイにそっくり。
カイを小柄にしただけのような外見。
不平たらたらなのも、そっくり。
皮肉屋という点でもカイに負けていない。
いや、むしろ、こじらせ具合はカルのほうが上かもしれない。
登場時はほぼ文句を言っているし、ほぼ常時、怒りまくっているのだから。
(フラウ・ボゥにはやさしかったが)


同じ皮肉屋ならルックス似ていてよくない?的な心理が、そこには働いているような気がするのだが。
キャラクターデザイン・安彦良和の、省エネで誕生したキャラクターなのかもしれない。


しかし、小言をぶつくさ言いつつも手はしっかり動いている。
整備やメカニックの仕事をおろそかにはしていない。
言うことは言うが、やることもしっかりやっている。


カル語録
カルがいかに「皮肉」をこじらせているか、少ない登場シーンから、カルのすべての言葉を抜粋してみよう。

(18話『灼熱のアッザムリーダー』)
アムロ脱走直後。
整備をしながら、カル、フムラウジョブ・ジョンの3人が話し合っている。
カル「ジオンに寝返るってことはねえだろうな?」
ジョブ・ジョン「まさか」
フムラウ「いやあ、ありえるぜ。ガンダム手土産にもってきゃ英雄あつかいだ」
カル「なにしろ脱走したやつだからな」
ジョブ・ジョン「ああ」
カル「冗談じゃないぜ、まったく」


(25話『オデッサの激戦』)
マチルダが亡くなりアムロは苛立っていた。
カルとオムル・ハングがガンダムの修理をしている。
アムロ「最小限度の修理でいいんです、作戦は始まってるんですから。とにかく、出撃できるようにしてください」
カル「わかってるよ、怒鳴るな」
オムル「やめとけ。マチルダ中尉がやられて荒れてんだからさ……」
カル「こっちだって同じさ」


(25話『オデッサの激戦』)
慣熟飛行のため、セイラがGアーマーで出撃する。
近くにはフラウ・ボゥ。
カル「Gアーマー発信するぞ。フラウ・ボゥ、下がって」
フラウ・ボゥ「きゃあ」


これで、すべて。
2話だけ。
セリフは6つ(わたしの調べた範囲では)。


しかし、出番もセリフも少ないわりには、その「個性的」な言動とルックスで御記憶の方もおいでだろう。
つきあうには苦労しそうだが、はたで見ているぶんには面白いキャラクターではなかろうか。


自分への自信のなさが、カルをひねくれさせたのだろうか。
ルックスに恵まれているとは、とうてい、言えない。
なにしろ、カルよりは背丈があるカイですらルックスに恵まれているわけではない。
まして、顔はうり二つ、身長はかなり小柄なカルはよけいにその傾向がつよい。


だから、依怙地(いこじ)になってしまったのかもしれない。
カルは自分のプライドや存在意義を護るのに懸命なのかもしれない。
カルはカルなりに必死なのかもしれない。
それが空回りして余裕のない言動になっているとすれば、それこそ皮肉である。
(自分の若いころを考えると、わたしはカルに妙な親近感をもってしまうのだが……)


カルも、マチルダのこと好きだったのね……。


カルは、文句をぶつくさ言いながらも、人生の中で一番充実していたのはホワイトベースの乗組員であったときだと、のちに回想していそうな気がする……。


カルのその後
カルは一年戦争を生き残れたのだろうか?
どちらともいえない。
オデッサの戦いのあと、カルは登場しなくなった。
ただ画面に登場しないだけで、ホワイトベースのどこかでがんばっていたかもしれない。
しかし、証拠はない。


ア・バオア・クーの脱出ランチは2つ。
そのうち後発のスペースランチに、フラウ・セイラ・ミライ・キッカ・レツ・カツ・ハヤト・カイ・ブライトたち主要なキャラクターが乗船している。
アムロが「帰れるところ」は、この後発の脱出ランチである。
この後発のスペースランチには、オムルなどの姿は確認できるが、カルは確認できない。


かたや、先行してホワイトベースを脱出したスペースランチのほうは、ほとんど描写がない。
だから、後発のランチに乗っていないWBの乗組員でも、こちらに乗船している可能性はある。
マサキ、フムラウ、マクシミリアン、ハワド、バンマス、タムラ、そしてカルなどの面々である。


もし、先発の脱出ランチにも乗船していなかったならどうだろう?
そのときは、戦死したか、負傷して後方に移送されたか……であろうか。
オデッサの戦い以降のいずこかにおいて、戦死したか、負傷したかの可能性もなくはない。
WBは幾多の激戦をくぐりぬけ、ダメージもかなりある。
艦内にいても戦死・負傷の可能性は、けっして低くはない。


無事でいてくれたのなら良いのだが。




フムラウ

小柄
目が小さい
気弱そうな顔
メカニック担当

(18話)
(声優:塩沢兼人(18))


解説
カルとジョブ・ジョンとの3人の会話のみに登場。


(18話『灼熱のアッザムリーダー』)
アムロ脱走直後。
整備をしながら、フムラウ、カル、ジョブ・ジョンの3人が話し合っている。
カル「ジオンに寝返るってことはねえだろうな?」
ジョブ・ジョン「まさか」
フムラウ「いやあ、ありえるぜ。ガンダム手土産にもってきゃ英雄あつかいだ」
カル「なにしろ脱走したやつだからな」
ジョブ・ジョン「ああ」
カル「冗談じゃないぜ、まったく」


18話のみの出演。
セリフも1つのみ。


気弱そうな顔に相違して、けっこう口調は荒い。
人を見た目で判断してはいけないということか。
それとも、安心できる仲間相手のため、ざっくばらんな口調になっただけか。
(内弁慶?)


カルとフムラウとジョブ・ジョンは仲良しだったのだろうか?
だめな感じの3人の組み合わせは、(自分の過去に照らして共通点があり)個人的には微笑ましい。
(ちょっと青春を感じる)


一年戦争を生き残ったかどうかは、カルとほぼいっしょ。
フムラウの場合は、ランバ・ラル隊との戦いの途中で消息がわからなくなるので、20話『死闘!ホワイトベース』の白兵戦などを生き延びることができたかも焦点となる。


無事であってくれたなら良いのだが。


(参考引用文献:『機動戦士ガンダム大事典』ラポート、『機動戦士ガンダム大事典 一年戦争編 復刻版』ラポート、『MOBILE SUIT GUNDAM THE MOVIES II』旭屋出版、『MOBILE SUIT GUNDAM THE MOVIES III』旭屋出版、『僕たちのガンダム 全登場キャラクター徹底解析編』宝島社、『ガンダム・エイジ』洋泉社、『機動戦士ガンダム 公式百科事典』編著・皆川ゆか 講談社)
(参考:『ガンダムストーリー 全セリフ まとめ』さん)


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