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9km……サウザンズ・ジュピター級ヘリウム輸送艦(改ジュピトリスヘリウム輸送船)のおよその全長(『機動戦士ガンダム F91』)
莫大なヘリウム3を木星の大気圏から採取し、地球圏へと運搬する。
1隻で、クロスボーン・バンガードが2年間戦えるだけのヘリウム3をまかなえることができるという。
『F91』に登場予定だったが、結局は登場せず。
[5カットだけ登場予定だったが、精緻なディテールがアダになり、スケジュールの都合上カットされた]
ただし、サウザンズ・ジュピターの艦長老夫婦が、コスモ・バビロニア建国の式典に来賓として参列している姿が確認できる。
[自発的にではなく、「保護」と引き換えに強制的に参加させられたという説もある]
[ジュピトリスやサウザンズ・ジュピターの艦長は地球圏において超のつくエリートであるため、その参列によって箔がつくのだろう]
姿かたちはジュピトリスとはかなり様相を異にし、スペースコロニーに似ている。
自力航行する小型スペースコロニーといった感じであろうか。
元のジュピトリス級は全長2.2km、これでも十分に巨大だが、後継艦はその4倍以上。
9kmの人工の艦艇が宇宙を航行するさまは圧巻の一言だったろう。
スペースコロニーの全長が32kmなので、1/3.5のスペースコロニーが自力航行しているようなものである。
[ただし、スペースコロニーの全幅は6.4kmだが、目測だとサウザンズ・ジュピターの全幅は6.4kmの1/3.5はないかもしれない]
けっこうな規模の都市が、深淵の宇宙を旅するわけである。
ロマンである。
ただし、地球圏と木星の往来は生易しいものではなく、死傷者や精神に異常をきたす者が続出する過酷なものであった。
[地球圏~木星を数か月、あるいは2年などの説があり、往復だとその2倍ということになるが、いずれにしろかなり長期の行程になる]
巨大な重力のプレッシャーにさらされる木星でのヘリウム3採取作業も過酷。
これらの苦難もあって、「木星帰り」にはニュータイプに目覚めた者が多いとされる。
9隻……ソロモン海戦におけるMA-08ビグ・ザムのマゼラン級宇宙戦艦・サラミス級宇宙巡洋艦の撃破艦数(『機動戦士ガンダム』)
[MS(ジム・ボール)は21機]
[ちなみに、ビグ・ザムのコストはムサイ級軽巡洋艦2隻分である]
MS-09F……ドム・フュンフ。
ドムの再設計機。
「フュンフ」はドイツ語で五番目という意味。
各部のユニット化・規格化が徹底されているため、改修が容易で、幾つかの派生機が存在する。
MS-09F/TROPドム・トローペンはドム・フュンフの熱帯戦仕様。
ドム・フュンフは謎の多いMSである。
『0083』冒頭のア・バオア・クーの戦いにおいて、アナベル・ガトーが中破したゲルググから乗り換えようとした黒・赤のドム。
その正体については、幾つかの説がある。
•ドム・フュンフ(?)。
•ドム・トローペンを宇宙戦仕様に改修した機体(『機動戦士ガンダム 公式百科事典』など)。
•デラーズ専用リック・ドム(09R)(小説版『機動戦士ガンダム0083』)
•デラーズ専用試作型リック・ドム(『ガンダムウォー』トレーディングカードゲーム)。
•プロトタイプ リック・ドムII(『宇宙の蜻蛉2』)。
このなかでは、『宇宙の蜻蛉2』(BD-BOX特典アニメ作品)が採る「プロトタイプ リック・ドムII」説が優勢か?
[アニメ本編は説得力あり。ただし、BD-BOX特典のため、どこまで「史実」に即した作品であるかは不明]
[特典映像だとファンサービス的要素が強いため、宇宙世紀IFを描いているのかもしれない]
あの機体は、エギーユ・デラーズの乗機であるという説がある。
ジオン公国では、司令官タイプでもMSなどに搭乗して戦う将官・佐官がいくらでもいるので不思議ではないかもしれない。
ドズル・ザビ、ノイエン・ピッター、ガルマ・ザビ、マ・クベなど。
ただ、デラーズがMSで戦場に出たことがあるのかは不明。
[ジオン公国では、高級軍人がみずから単身戦場に出ていくことを誉(ほまれ)とするような軍人文化があるのかもしれない]
[あの(基本黒の)赤いドムこそ幻のドム・フュンフではないかと一部マニアのあいだでかつて話題になった]
[現在では、他説に押されて旗色が悪い?]
[幻のドム・フュンフ説は一番面白いようにも思えるが、マニアの願望が生み出した幻影か?]
MS-09F/TROP……ドム・トローペン(『機動戦士ガンダム0083』)
MS-09Fドム・フュンフの熱帯戦仕様。
ア・バオア・クーでガトーがゲルググから乗り換えようとしていたドム=「ドム・トローペン 宇宙戦仕様」説あり。
[ほか、ドム・フュンフ、プロトタイプ リック・ドムII、デラーズ専用リック・ドム、デラーズ専用試作リック・ドムなど]
MS-09G……ドワッジ(『機動戦士ガンダムZZ』)
MS-09シリーズの最終量産型。
作中では、「ドム」とのみ呼称(改良型のMS-09Hドワッジ改も「ドム」)。
正式名称は「ドワッジ」。
「ドム・ドワッジ」ではない。
わざわざ馴染みの「ドム」から「ドワッジ」に名称変更したにもかかわらず、現場のジオン兵にとってはやはり「ドム」だった。
一年戦争時、地上における最強のMSとの評価あり(真偽は不明)。
陸上機動力は、一年戦争時、ジオン・連邦を通じて最高の性能。
砂漠での走破性、加速、高い冷却機能、推進剤の増加など、トータルバランスにすぐれているという。
MS-09は、ホバリングによる高速走行のため推進剤の消費が速く、戦闘持続時間の短さがネックであった。
ドワッジは、腰部・脚部に外装式のプロペラント・タンクを増設し、戦闘持続時間を大幅に延長させた。
ロールアウトが一年戦争末期のため、生産数は88機と少ない。
実戦投入が数か月早ければ、アフリカ全域をジオンが保持し続け、この方面での連邦の勝利はなかったろうともいわれている。
オデッサ戦にドワッジが大量投入されていれば、ヨーロッパ地域の勢力圏をジオンが失うことはなかったろうともいわれている。
一年戦争時は地上最強、あるいは最強に近いMS。
しかし、時の流れには抗し得ず、8年後の第一次ネオジオン戦争においては旧式機として新型機に苦汁をなめさせられた。
時と機会を逸したため、かつての最強が時代遅れの凡庸な機体になりさがってしまった好例の1つ。
[全天周囲モニターなど改修もなされているが、それでは追いつかなかった]
[生産・投入時期が遅すぎた超高性能機というゲルググ的なMS]
[ただし、最新の量産機であるRGM-86RジムIII(カラバ所属機)とほぼ互角に渡り合った機体もある]
[パイロットの腕の賜物かもしれないが、RGM-86RジムIIIをジャイアント・バズで撃破した機体もある]
[改良型のMS-09Hドワッジ改にいたっては、カスタマイズにより最新の量産型MSより高性能だったと思われる]
90~99
RX-93……ニューガンダム(『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)
アムロ最後の愛機。
第二次ネオ・ジオン戦争において。
ニューガンダムのニューは、英語のNEWではなくギリシア文字13番目のν(ニュー)[ν小文字・Ν大文字]のこと。
NEWガンダムでなく、νガンダムである。
νガンダムは開発コードもνガンダム(ニューガンダム)で、13番目のAE(アナハイム・エレクトロニクス)ガンダムの意味。
[6番目のギリシア文字はゼータ[ζ小文字・Ζ大文字]で、Zガンダムの開発コードはζガンダム(ゼータガンダム、6番目のAEガンダム)]
[8番目のギリシア文字はシータ[θ小文字・Θ大文字]で、ZZガンダムの開発コードはθガンダム(シータガンダム、8番目のAEガンダム)]
[14番目のギリシア文字はクスィー(クシー)[ξ小文字・Ξ大文字]](『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』)
[Ξガンダム(クスィーガンダム)の開発コードはξガンダム(クスィーガンダム、14番目のAEガンダム)]
(参考文献:『GUNDAM HISTORICA』講談社、『総解説 ガンダム事典』講談社、『ガンダムの常識 モビルスーツ大全 Z&ZZ&逆シャア編』双葉社、『B-CLUB SPECIAL 機動戦士ガンダム F91 オフィシャルエディション』バンダイ、『機動戦士ガンダム 公式百科事典』編著・皆川ゆか 講談社、『ドワッジ1/144 解説書』バンダイ)
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- 2019-01-23(Wed) 11:22:00
- Category: 小事典
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