FC2ブログ

Contents

『機動戦士Zガンダム ジェリド出撃命令』2 ゲームブックあらすじ/解説(『機動戦士ガンダム0087 ジェリド出撃命令』)



■目次
1. RMS-106 ハイザック
2. MSM-10 ゾック
3. MSM-10 ゾック
4. MS-17B ガルバルディ、Fa-223 ドラッヘ、MS-87D ナスホルン
5. ジオン公国のエースパイロット
6. MS-06M マリンハイザック、MAM-07 グラブロ


1. RMS-106 ハイザック
RMS-106 ハイザック
機動値:10(展開によって上下)
装甲:B

ジェリドは出陣。

(ほかに、
•RMS-179 ジムII
 機動値:10
 装甲:C
•MS-06MH(MS-06M) マリンハイザック
 機動値:10
 装甲:C
を乗機として選択できる)

ハイザックの武装は、
ビームサーベル
ハイパーライフル(16発)
ハイザック用のビームライフルは、いまだ「グラーフ・ツェッペリン」には支給されていない。

コクピットには、拳銃。
白兵戦に備えての武器である。

ジェリドの乗ったハイザックは、25mある魚雷状の巨大カプセルの中に詰め込まれている。
「グラーフ・ツェッペリン」は、スワード半島南西60Kmの地点で、ジェリド搭乗ハイザック入り魚雷状カプセルを射出した。


2. MSM-10 ゾック

カプセルは海水を掻き分け海中を北東に進む。
スワード半島にカプセルは急接近する。

異様な衝撃がする。
カプセルの前方を、巨大ななにかが横切ったのだ。


「MSM-10 ゾック
頭頂高23.9mの巨大な水陸両用MS。
異名は「ジオンの潜水艦キラー」。
一年戦争時代の旧式MSだが、その重火力と重装甲はバカにできない。
自走機能を有したメガ粒子砲台とも称される、小型MAともいうべき大火力・重装甲の海の化け物。

機動値:8
装甲:B
(機動値は低いが、さすがに装甲は厚い)
(装甲の最高ランクはA。MAM-07 グラブロとMAX-07(MAX-11)ドゥラが該当)

ゾックの武装はロケット弾。

『ジェリド出撃命令』的には、この戦いがジェリドの初実戦ということになる。
グリプス戦役終了のU.C.0088年2月22日まで続くジェリドの戦いの、その始まりということに。

(『ジェリド出撃命令』的には、ジェリドの相手は、ゾックに始まり、カミーユのZガンダムで終わるということになる)

ジェリド、ゾックと交戦。
ゾックは、轟沈する。
ジェリド、初めての実戦、初めての実戦での勝利。


3. MSM-10 ゾック
スワード半島西部に上陸した。

半島は、長さ320km、幅は145km~225km。
(人口は、2005年調査で3,508人)

「……小島……キャッチャー……増援……回せ……」
敵の無線を傍受した。
微弱すぎて、途切れ途切れにしか聞こえない。

ウェイブ・キャッチャー」は小島にあるということなのか?

しばらく海岸沿いに進むと、高出力巨大ビーム砲台があった。
20数基あるうちの一つである。
その砲台は、西方のベーリング海峡の方角を向いている。
海峡を通る軍艦が獲物だ。

いまは、ウェイブ・キャッチャーの破壊が優先なので、攻撃せずにさらに進む。

ふと、海を隔てた西の小島に、巨大な銀色の鉄塔が見えた。
……ウェイブ・キャッチャーだ。
ウェイブ・キャッチャーは100m近い巨大な銀色の鉄塔である。

小島に渡る。
海を渡る。

センサーに敵機。
MSM-10 ゾック

機動値:8
装甲:B

またもや、ゾック。

再びゾックと交戦。
ゾック轟沈。

(ゾックの総生産数は3機【異説あり】。
そのうち1機は、ジャブロー戦に参加したマッド・アングラー隊ボラスキニフ機。
ジェリドは、すでに2機のゾックを沈めてしまっている……)

小島に上陸する。
ジェリドはスロットル・レバーを倒して、ハイザックを前進させる。
銀色の巨大鉄塔へ向かう。
しかし、ウェイブキャッチャーのダミーだった。
残念ながら、1機目のウェイブ・キャッチャー破壊はおあずけだった。

ただし、小島で得るものはあった。
戦いの痕跡。
撃墜された連邦軍の輸送機の残骸があった。
輸送機を調べてみると、武器弾薬などが放置されている。
ハイパーライフルの弾薬を補充することができた。
整備用ユニット「MS用自動整備システム」もあり、向後のことを考え2時間かけてハイザックを補修する。

そして、再び海を渡り、半島西部へと再上陸する。


4. MS-17B ガルバルディ、Fa-223 ドラッヘ、MS-87D ナスホルン
半島の捜索は続く。
南へ。

半島南西部。
川を渡ると、そこには旧鉱山基地があった。
宇宙世紀初頭に開発された鉱山である。
レアメタルの眠る深い地層を採掘する技術の誕生とともに、宇宙世紀初頭には「ゴールドラッシュ」ともいうべき盛況を呈した。
しかし、月面や惑星・小惑星に採掘の中心が移ると、鉱山は斜陽になった。
一年戦争までは、細々とながら稼働していた工場群もいまや操業を停止していた。
廃棄され、寂れた鉱山跡地である。

戦いの傷跡はここにもあった。
MSの残骸である。

しかし、それだけではなかった。
ジェリドは、そこに巨大な動くもの……MS……ガルバルディを視認した。

「MS-17B ガルバルディ
MS-14 ゲルググ系の後継機でそこにYMS-15 ギャンの格闘戦能力を付与したとも、ギャンの後継機ともされる機体である。
いずれにしろ、格闘戦に秀でたMS。

あまりの高性能ゆえパイロットの肉体的負担が大きく、限界性能を引き出せずに、従来機と変わらぬ性能しか発揮できずに終わった。
その打開策は、戦後、この機体を接収した連邦によりもたらされた。
ガルバルディをガルバルディβに改修する際に、リニアシートに換装しただけでパイロットの肉体的負担は大きく軽減された。
そのため、ガルバルディのもともと有していた非常に高い潜在能力を大いに引き出すことが可能になったという。

一年戦争時最強のMSの一つだったともいう(開発が戦争末期だったため、実戦投入はなかった可能性もある)。
しかし、いまや旧式で、新鋭機のハイザックなら充分戦える。

武器はビームライフル。

ガルバルディはハイザックに気づいていない。
ガルバルディに奇襲をかける。
ガルバルディを撃破。

ジェリドは、MSの残骸のそばにMS用クラッカーらしきものがあるのに気づいた。
クラッカーを大型、強化したのもので「MS用大型手榴弾 ゴリアテ」だった。
ジェリドは罠のにおいを感じ取り、これを無視した。


ジェリドは旧鉱山基地の西方にある、旧連邦軍潜水艦基地を調べてみることにした。
一年戦争のときの臨時に建設された基地で、いまは放棄されている。

西へ。
旧潜水艦基地に着いた。
臨時基地だったうえに放棄されてもいるので、いまはなにもない。

そのとき、センサーが音紋を捉える。
大型ヘリコプター……。

「Fa-223 ドラッヘ
重武装ヘリ。
重バルカン砲を搭載した対戦車ヘリ。

機動値:8
装甲:E

ジェリドのハイザック、飛び出す。
ドラッヘと交戦。
ハイザックのハイパーライフルは、薄いドラッヘの装甲を貫いて撃墜。

なにもない旧潜水艦基地を後にする。


旧鉱山基地に戻り、さらに南……半島最南端の平原へと進む。
すると、前方の岩陰に土煙が見える。
なにかが移動しているのか?

ジェリドは用心のため岩陰を迂回する。
これが、逆の効果を生んだ。

MS に遭遇してしまった。

「MS-87D ナスホルン
一年戦争のとき、一部地域の局地戦に投入された幻のジオン公国MS。
ボバーノズル装備。
ホバー推進で高速で動く。
武装はヒートホークとハイパーライフル。

機動値:12
装甲:D
(ホバー推進だけに機動性は高い。弱点は薄い装甲)

(ドムやゴッグに似ているか?
個人的には、『聖戦士 ダンバイン』の「ドラムロ」に似ている気がするが……)

ナスホルンと交戦。
ナスホルン撃破。

そのとき、敵の無線を傍受した。
「……シュバルツァ・アドラー隊……ポイントM16-Y19のウェイブ……護衛に当た……」
ウェイブとは、「ウェイブ・キャッチャー」のことか?
ポイントM16-Y19に、ウェイブ・キャッチャーの一つはあるらしい。
ポイントM16-Y19がどこに該当するかは不明だが、そのアルファベットと数字をジェリドは胸に刻みつけた。


5.ジオン公国のエースパイロット
平原から東へ。
半島中央の南端へ。
遠くに村落があった。
イヌイットの村である。

ジェリドは、ウェイブ・キャッチャーの手がかりを求め、ハイザックを降り、村落に向かう。

そのとき、コートの男が近づいてきた。
ジェリドは、話しかける。
コートの男は、
「あんた、軍人だね。なにしに来たんだい?」
と訊ねてきた。
ジェリドは、情報を得るために任務のことを話す。

すると、男はニヤリと笑い、ジェリドにボディブローを繰り出してきた。
ジェリドは、咄嗟のことだったが応戦した。

「上出来だ、坊や、俺についてきな」
数度のパンチの応酬ののちに、コートの男は満足そうにそう言って、ジェリドに背を向けて歩き出した。
村から離れた半島南端の海岸沿いの洞窟に案内される。

男は自らのことを語った。
旧ジオン公国の軍人だったという。
一年戦争のとき、愛機のド・ダイを撃墜され、ここに辿り着き、現地の人に助けられ、そのままここに居ついたという。

洞窟の奥に連れていかれる。
そこに、巨大な円筒があった。

重装ビームキャノン砲 グスタフ
グスタフは、MSを一撃で消滅させる威力を持つ。
どのMSにも装着できるが、エネルギーは3発しかもたない、砲身も高威力のためおよそ3度の発射が限度だという。
ジオン公国が、ビームライフル程度の小型ビーム砲開発に難航していたころに代用品として開発されたものだった。
その直後、連邦のビーム技術の機密を窃取、それをもとにゲルググ用ビームライフルを実用化させたため少数しか生産されなかったという。

グスタフを使えという。

ジェリドは、ハイザックの右肩に「重装ビームキャノン砲 グスタフ」をセットした。
3発とはいえ、耳にした威力が本当なら、相当な戦力アップになるだろう。

さらに、赤外線ゴーグルとメダルをジェリドは旧ジオン兵の男から受け取った。
メダルは、青い勲章だった。
青の殊勲賞 ブルーマックス
ごく一部のエースパイロットにしか与えられない、旧ジオン公国軍の名誉ある勲章だった。

男は、ジオン公国のエースパイロットだったのだ。

(ド・ダイ乗りのエースパイロットというと、「ヘルムート・ルッツ大尉(あるいは少尉)」が有名である『戦略戦術大図鑑』。
オデッサの戦いだけでも、戦闘車輛480輌を撃破。
それだけでなく、愛機が対地攻撃型のド・ダイGAであったにもかかわらず戦闘機14機をも撃墜している。

大胆不敵な人物でもあったようである。
オデッサ鉱山基地司令のマ・クベ少佐に、「前線で不足しているものは?」と問われたときのことだ。
ルッツは、「(敵である連邦の)コア・ファイター型があと30機もあれば助かります」とぬけぬけと言ってのけたという。

旧ジオン軍人の男は、ルッツのようにド・ダイでエースパイロットになったのだろうか?
それとも、MSに乗っていた時期があり、そのときエースパイロットになったのだろうか?)

過去のエースパイロットから未来のエースパイロットに、勲章は受け継がれた。


6. MS-06M マリンハイザック、MAM-07 グラブロ
ジェリドハイザックは、イヌイットの村落から北を目指している。
半島中央に近い湖の底にウェイブ・キャッチャーの一つがあるという情報を、かつてのジオン公国エースから教えてもらったのだ。

大きな湖があった。
ハイザックは湖の中に。
しばらくすると、銀色の巨大な鉄塔……ウェイブ・キャッチャーが見えた。

しかし、警備の水陸両用MSが立ち塞がる。

「MS-06M マリンハイザック
旧ジオン公国のザク・マリンタイプを近代化改修した機体。
熱核エンジンの換装、出力向上、全天周囲モニター化、リニアシート化などが施されている。

機動値:10
装甲:C

これまで、旧ジオン公国軍人とおぼしき武装集団のMSは旧ジオン公国のMSであった……ゾックガルバルディ
マリンハイザックは、ジオンのMS-06M ザク・マリンタイプを戦後に接収した連邦が近代化改修した機体である。
連邦のMSであった。
武装集団は、バックランド基地所属の連邦MSを接収して使用しているのだ。
とはいえ、旧ジオン公国軍人にしてみれば、接収されたMS-06M ザク・マリンタイプを返してもらったぐらいの意識かもしれない。

マリンハイザックは、海や川や湖で戦うためのMSだった。
脚部にハイドロジェット。
水中でもヒートホークが使用可能。
水中用ロケットガンを手にしている。

陸上でなら、マリンハイザックはハイザックの敵ではない。
しかし、水中戦では、ハイザックの機動性と攻撃力が著しく減退する。
マリンハイザックは、水を得た魚、恐るべき強敵となる。

水中での機動性の高いマリンハイザックに格闘戦を挑むのは危険だった。
一挙にカタをつけたほうがいい。

ジェリドは、譲り受けたばかりの「重装ビームキャノン砲 グスタフ」の使用を決めた。
グスタフ発射。
マリンハイザック撃破。

しかし……。
ウェイブ・キャッチャーの向こうから巨大な鉤爪と腕が現れた。

ついで、全身が現れる。
人型ではない。
MAだった。

「MAM-07(MAM-07B) グラブロ
全長 40.2m、全高 26.1m。
連邦海洋艦隊を震撼させた巨大MA。
連邦の空母、戦艦、潜水艦などに対して高速戦闘で圧倒的優位に立った。
クローアームによる無防備な艦底への攻撃は、絶大な効果を発揮した。
ペガサス級強襲揚陸艦など空中の敵機にも、対空用のブーメランミサイルで甚大な被害を与えた。

機動値:8
装甲:A
(装甲は最高ランクのA)

厄介な相手がまた出現した。
MAの厚い装甲には、水の中ということもあり、グスタフでも通用しそうにない。
ビームサーベルで格闘戦をするしかないようだ。

グラブロと交戦
グラブロ轟沈。

ジェリドは、次いで、ウェイブ・キャッチャーを破壊する。
一つ目。
ウェイブ・キャッチャーは、あと二つ。
任務遂行まで、あと二つ。


『ジェリド出撃命令』3へ
『ジェリド出撃命令』4へ
『ジェリド出撃命令』5へ

『ジェリド出撃命令』序へ
『ジェリド出撃命令』1へ


(参考文献:『機動戦士Zガンダム 上巻 データコレクション4』メディアワークス、『GUNDAM FACT FILE』ディアゴスティーニ、『総解説 ガンダム事典』講談社、『ENTERTAINMENT BIBLE.1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、『ENTERTAINMENT BIBLE.2 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.2 グリプス戦争編】』バンダイ、『ガンダムの常識 一年戦争モビルスーツ大全』双葉社、『機動戦士ガンダム MSパイロット名鑑 一年戦争編』T2出版、『GUNDAM MECHANICS I』ホビージャパ、『機動戦士ガンダム 公式百科事典』講談社)


Comments

Post a Comment
管理者にだけ表示を許可する