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「セブンスターEX(Seven Stars EX)」CM (BGM:イーディー・ゴーメ『ギフト』)



セブンスターEX(Seven Stars EX)のCM


子供のころにはひたすら憧れの対象でしたが、大人になってみると「カッコよすぎだろ」とつっこみをいれたくなるものがあります。



たとえば、CM。
1986年ごろ。
セブンスターEX(Seven Stars EX)のCM。

わたしは、そのころ中学3年生。
テレビ東京系で水曜の22:00~22:30まで放送していた『ヒッチコック劇場』(1986.10.1~1986.12.24、1987.1.7~1987.3.25)のなかで、よく目にしていたタバコのCMです。

商品のイメージ向上をはかるため、現実から遊離した「カッコよすぎる」要素がつぎつぎにぶち込まれてくる。



出演する男女は5人の白人。
みな、絶世の美男・美女ばかり。
世界的に通用しそうなモデルばかり。

そんな5人が、ニューヨークのインテリアデザイン会社に勤めている。
ニューヨークという場所もインテリアデザイナーという職業もすかした設定ですが、会社に勤めている5人全員が自分の恋人には紹介したくないような美男・美女ばかりという現実感のなさ。

苦みばしった渋すぎる中年の美男子。
自信に満ちた、さわやかな笑顔がまぶしい好青年風の美男子。
ひげを豊かにたくわえ、恰幅もよい、貫禄のある初老?の美男子。
眼鏡をかけて真面目そうだが、眼鏡外すとシャレにならなそうな青年の美男子。
美女とはいえないかもしれないが、きりっとして凛々しい面立ちをしたハンサムな女性。

……リアリティーまったくなし。
ここに、女性ボーカルのかっこいいジャズ(イーディー・ゴーメ『ギフト』)がBGMとして流れるわけです。

やりすぎでしょ。

主役の渋い中年美男子などは、デスクに向かい右手でペンを走らせながら、左手の中指・人差指・親指にタバコを手挟みつつ、ときにタバコを口に運び、喫う。
仕事を一休みして、高層ビルにあるオフィスの窓からニューヨーク・マンハッタン(たぶん)を漫然と見下ろし、やはりタバコを一服。

そこには、自分への自信からくる余裕がみなぎっていた。

かっこいい。
中学生のときは、こういうふうな大人になってみたいとおもった。
……もちろん、なれなかったですけどね。



それにしても、CMに出演した美男子たちはその後もずっと美男子だったのでしょうか?
中学3年生から40代後半になるあいだに、急激に容色のおとろえる事例を男女問わずいくらでも見てきています。
3年後には冴えない中年白人になっていた、なんてこともありえます。
しかし、CMのなかでは、いつまでもCMを撮影したときのまま彼らは生きつづけるのです。
やりすぎなくらい、かっこいいまま……。


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